カタリスト

思考を暗所で常温保存

父さんな、無敵な物語を書こうと思うんだ

 

 

どうも

 

ネタで「おじさん」を一人称にしていたら肝心な場所で「おじさん」が出るようになってきた僕です

 

癖はヤマイダレとか言いますけどなかなか治らないのでおそろしいです

 

 

今日は物語の話です

 

実は先日、『脱水少女』という物語を書き終えました

 

「○○症状」の「症状」を「少女」にしてくと可愛いし色々乗り切れるという信念のもと『幻覚少女』という幽霊の物語を書き、今回はその流れで『脱水少女』という物語を書いたわけですが、もう次あたりで少女系はネタ切れかなと思いまして少女三部作を『少女症候群』みたいな名前でひとつの本にしようなんて思ったりしてます

 

次の少女は『更年期少女』です

みなさんお楽しみに

 

でまぁ上の話はだいたい嘘なんですけど

 

まがりなりにも物語を書くようになって思うことは

作る側に回ると世界の解像度が上がるということです

 

今までは何気なく消費していた食べ物・建築・物語など

生活を形作るたくさんのものの

細かい部分に目がいくようになったなと

 

その「解像度」とか「細かい部分」の正体って

要するに生産工程だと思うんですね

 

「何かが出来上がるためには、その何かを作る人が必要だ」という

当たり前の事実にやっとまともに気づくようになったという今日このごろです

 

で物語を作るようになったということで

他のものより物語に目がいくようになったのですが

これは僕の目につくだけなのかもしれないですけど

不倫と殺人が起きる物語って多いですよね

テレビで流れる物語なんかは特に

 

僕『明日、ママがいない』てドラマ大好きで毎週見てるんですけど

なんかクレームでスポンサーとか全部降りちゃったらしいですね

悪影響だなんだって話で

 

おんなじような時間にガンガンやってる

主人公が不倫するドラマとかはOKなんですかね?

全然悪影響ないんですかね?

その線引きってなんなんでしょうね

 

個人的に不倫だ何だって話が大嫌いだからってのもあるんですけど

なんだかモヤモヤするなぁと

 

サスペンスドラマではガンガン人が死にますよね?

30分につき1名くらいのハイペースで

あれは悪影響ないんですかね?

火曜サスペンス劇場

「殺人は良くないと思います」

ってクレームを入れてくれてた主婦はいたんですかね?

 

もしかしたらそういった活動を草の根的にやっていた方々がいて

それで火サスが終わったって可能性もなくはありませんけど

 

でまぁ

個人的にはこんなことを考えているので

不倫とか殺人とか書きたくないんですね

誰かが悲しいじゃないですか

主に主人公側じゃない人たちがね

 

でそんなことを考えていくと

「敵」って可哀想じゃないか?

と思うようになってしまって

 

バイキンマンとか毎日のように例の彼に暴行を受けて

それでも諦めずに立ち向かってきていて素直に

「健気だな」

って思ってしまうんですね

 

だから気づいたら

悪役が作れなくなっていたんですよ

 

「悪」ってよくわかんねぇなと思ってしまって

 

この前もそういうことがありましたけど

あまりにも大きすぎる「障害」が僕らの前に立ちはだかることって必ずあって

そうなった時に人間側に敵なんていないだろうよと思うんですね

そりゃあぱっと見は敵っぽいのもいますけど

よくよく考えれば敵じゃないはずで

 

「病」とか「天災」とか「事故」とか

どうしようもない「理不尽」ってあるじゃないですか

だから僕は

そういう理不尽にみんなが立ち向かって克服する物語を作りたいと

生意気にそんなことを思いました

 

甘っちょろい考えだというのは分かってるつもりです

それだけで続けるのは大変だろうし

「世の中そんなに甘くない」

という定型文が返ってくるのも目に見えてますけど

物語の中でなら、それが通っていいだろうと思うんですね

甘い世の中が

正直者が馬鹿を見ない世の中があっていいと

そういうふうに思うんです

 

そういう思いを込めて

今回も物語を作りました

 

 

誰もやっつけないので、面白くないと思う方もいると思います

ただそれでも、僕の物語は「無敵」でいこうと思ってます

甘ったれたクソガキの書いた話ですが、良かったら読んでみてください

 

 

脱水少女

脱水少女

 

 

 

 

追伸

次の物語のほんとの名称は『禁断少女』です