カタリスト

思考を暗所で常温保存

kindle本『脱水少女』無料キャンペーン結果報告+電子書籍業界への所感

 

どうも

 

ロフトで男子高校生のグループがバレンタインデーの義理チョコのお返しを選んでいたんですけど、ひとりだけ明らかにガチの(¥3000ほど)ものを返そうとしていてそれをみんなが必死に宥めるという光景に出くわして「若いっていいな」と思った僕です

 

「いやいやいやお前だけこれはおかしいって!」

と彼が叫んだのは親切心だったのか抜けがけを恐れていたのか

 

はい

ということで

今回は非常に長いタイトルになってしまいました

 

もっと早く発表するつもりだったのですが

ここ数日は何かを宣伝したりする気持ちには全くならなかったため

本日の発表になりました

 

ここ数日考えていたことはtwitterに書き散らしていたので

もし興味がある方はそちらをご覧ください

 

何も考えないわけがないのですが

「考えている」とことさらに言うのも憚られるという

そんな気持ちの数日でした

 

さて

タイトルの件でございます

 

太平洋時間3月4日から3月8日のべ5日間、

Kindleストアにて拙著『脱水少女』の無料キャンペーンを実施いたしました

 

その結果、

合計 1329冊

のダウンロードを無料期間中にしていただきました!

ダウンロードしてくださったみなさま、本当にありがとうございます!

 

前回の1067冊から300冊ほどの伸びがあり、『幻覚少女』を出版したことにより、これまでより多くのkindle愛好家の方に知っていただけたのかもしれないと思いました

 

さて

ここからは少しシビアな話をしていこうと思います

 

kindleダイレクトパブリッシング」いわゆるKDPでは、

著者は「レポート」というページを見ることができ、

これによって今月の販売数をリアルタイムで確認することができます

 

上記の無料ダウンロード数を発表しようと考えた際に、

この「レポート」のページをスクリーンショットし、

そのまま掲載したほうが情報ソースも明確になるし好ましいと思ったのですが、

そこで前回調べたある項目のことが気になりました

 

それはkindle側の「販売数の公開」に関する姿勢です

 

前回の結果報告の際にも触れていますが、kindle側の姿勢は

「販促目的で貸し出し数、ダウンロード数などを良いニュースとして他の人と共有する場合、公表を禁じることはない」

 というものです

 

ただ、レポート全体をコピーした場合、必ずしも「良いニュース」だけが届くわけではないと思い、今回はこういった形での発表を行わせていただきました

 

必ずしも良いニュースではないというのは、率直に言えば有料化以後のダウンロード数がこれでもかというくらいガクンと落ちているというお話です

 

その辺りの事情も含めここからは

「KDP作家がkindleで本を売るためには何が必要なのか」自分なりに考えたことを

ダウンロード期間中に感じたことをふまえ書いていこうと思います

 

まず、今回の無料期間中のダウンロード数ですが、

このダウンロード数は「KDP書籍の中では比較的健闘した部類」

と勝手に捉えています

 ダウンロード数が今回1000を越えた要因は2つで

1つはSNSの利用

もう1つはKindle無料ランキングです

 

特にkindle無料ランキングの存在は大きく、このランキングがなければ

拙著のダウンロード数はほとんど伸びなかっただろうと思います

 

kindle無料ランキングを閲覧している読者は現時点で相当数おり、

ランキング10位以内に入っていれば、

1日に100ダウンロードほどは確実に見込めるというのが今回の体感です

 

ここで問題になるのは

「無料ランキングにはどのくらいでランクインするのか」ですが

ここに関してはやはり前回の記事で触れており

1日100ダウンロードがひとつの目安となると思います

 

つまり何らかの手段を用いて「1日100ダウンロード」を達成すれば

kindle無料ランキングに載り、ランキングに載りさえすれば

しばらくはダウンロード数の伸びが見込めるということです

 

「じゃあそもそもはじめの『1日100ダウンロード』はどうやって達成するの」

というお話なのですが

 

これは現状ではブログとSNSを活用する他ないと思います

 

きんどるどうでしょう

つんどく速報

が拙著を紹介してくださった時にはかなりDL数が伸び、

両サイト様には本当に感謝の念でいっぱいなのですが、

基本的には

「自分でめげずに広報しなくてはいけない」

と考えた方が良いと考えております

 

たまたま自分は人様の迷惑になるくらいSNSを利用しているの

その延長上で宣伝ツイート等をしていたわけですが、

作家たち全員がこれを強いられるのが今の電子書籍業界なのではと思います

 

一言で言えば「営業」と「宣伝」が弱すぎるわけですね

 

そんなわけで今の電子書籍業界で売れる本は

「売れているから売れている」

ということになります

 

ランキングに入れば売れますが、ランキングから落ちるとぱたりと売れなくなります

 

そしてランキングに入るための営業は誰かがやってくれるわけではないので、

自分がSNSとブログを通して行わなくてはいけない

 

ここで有料になってから自分の本が売れなくなった理由を分解すると

①ランキングに載っていない

②お金までは出したくない

③購入の手続きが面倒

 

の3つになるかと思います

 

①はこれまで説明した通りですが

②に関してはこれもけっこう心にクる問題で

知り合いでも面と向かって「無料なら買う」と言ってくる方っているわけです

(一度でも物を作って売ったことがある方々はこの台詞を全く言わない気がします)

かなりヘビィな問題なので②に関してはまた別途記事を書きます

 

③に関しては最近は少しずつ改善されていますが

ちょっとハードルになっていると思います

年齢層が少し上になればクレジットカードを持っている方は多いので

難なく購入してくださるのですが

学生の場合クレカを持ってない方はもちろんいて、

そうなると代引ができないkindle本の購入は

Amazon商品券」をご利用いただく他なくなります

最近は「Amazon商品券」を置いているコンビニがかなり増えたので、

それでもハードルは下がってきたのかなぁとは思います

 

ということで色々書いてきましたが

 

KDP作家として自分の本をたくさんの方に読んでもらうためには、

作家であると同時に営業マンでなくてはいけないということを身に沁みて感じます

 

実際ここまで書いてきて、今日話している内容ってほとんど

出版社かコンサルタントが話す内容なわけでちっとも作家ぽくないわけです

 

前回と今回の件で、電子書籍専門の出版社があり、そこが販促などに協力してくれればどれだけ助かるだろうと思ったため、本気でそういったものを作ろうかと頭の隅で考えているのですがそのお話はまた次回です

 

今回全然本の内容のお話していないのですが

この本に込めた気持ちは数日前のブログに書きなぐりましたので

ぜひそちらをチェックいただいて

もし興味がありましたら

購入していただけるととても嬉しいです

 

脱水少女

脱水少女

 

 

以上、KDP作家・根本聡一郎からの現地リポートでした

父さんな、無敵な物語を書こうと思うんだ

 

 

どうも

 

ネタで「おじさん」を一人称にしていたら肝心な場所で「おじさん」が出るようになってきた僕です

 

癖はヤマイダレとか言いますけどなかなか治らないのでおそろしいです

 

 

今日は物語の話です

 

実は先日、『脱水少女』という物語を書き終えました

 

「○○症状」の「症状」を「少女」にしてくと可愛いし色々乗り切れるという信念のもと『幻覚少女』という幽霊の物語を書き、今回はその流れで『脱水少女』という物語を書いたわけですが、もう次あたりで少女系はネタ切れかなと思いまして少女三部作を『少女症候群』みたいな名前でひとつの本にしようなんて思ったりしてます

 

次の少女は『更年期少女』です

みなさんお楽しみに

 

でまぁ上の話はだいたい嘘なんですけど

 

まがりなりにも物語を書くようになって思うことは

作る側に回ると世界の解像度が上がるということです

 

今までは何気なく消費していた食べ物・建築・物語など

生活を形作るたくさんのものの

細かい部分に目がいくようになったなと

 

その「解像度」とか「細かい部分」の正体って

要するに生産工程だと思うんですね

 

「何かが出来上がるためには、その何かを作る人が必要だ」という

当たり前の事実にやっとまともに気づくようになったという今日このごろです

 

で物語を作るようになったということで

他のものより物語に目がいくようになったのですが

これは僕の目につくだけなのかもしれないですけど

不倫と殺人が起きる物語って多いですよね

テレビで流れる物語なんかは特に

 

僕『明日、ママがいない』てドラマ大好きで毎週見てるんですけど

なんかクレームでスポンサーとか全部降りちゃったらしいですね

悪影響だなんだって話で

 

おんなじような時間にガンガンやってる

主人公が不倫するドラマとかはOKなんですかね?

全然悪影響ないんですかね?

その線引きってなんなんでしょうね

 

個人的に不倫だ何だって話が大嫌いだからってのもあるんですけど

なんだかモヤモヤするなぁと

 

サスペンスドラマではガンガン人が死にますよね?

30分につき1名くらいのハイペースで

あれは悪影響ないんですかね?

火曜サスペンス劇場

「殺人は良くないと思います」

ってクレームを入れてくれてた主婦はいたんですかね?

 

もしかしたらそういった活動を草の根的にやっていた方々がいて

それで火サスが終わったって可能性もなくはありませんけど

 

でまぁ

個人的にはこんなことを考えているので

不倫とか殺人とか書きたくないんですね

誰かが悲しいじゃないですか

主に主人公側じゃない人たちがね

 

でそんなことを考えていくと

「敵」って可哀想じゃないか?

と思うようになってしまって

 

バイキンマンとか毎日のように例の彼に暴行を受けて

それでも諦めずに立ち向かってきていて素直に

「健気だな」

って思ってしまうんですね

 

だから気づいたら

悪役が作れなくなっていたんですよ

 

「悪」ってよくわかんねぇなと思ってしまって

 

この前もそういうことがありましたけど

あまりにも大きすぎる「障害」が僕らの前に立ちはだかることって必ずあって

そうなった時に人間側に敵なんていないだろうよと思うんですね

そりゃあぱっと見は敵っぽいのもいますけど

よくよく考えれば敵じゃないはずで

 

「病」とか「天災」とか「事故」とか

どうしようもない「理不尽」ってあるじゃないですか

だから僕は

そういう理不尽にみんなが立ち向かって克服する物語を作りたいと

生意気にそんなことを思いました

 

甘っちょろい考えだというのは分かってるつもりです

それだけで続けるのは大変だろうし

「世の中そんなに甘くない」

という定型文が返ってくるのも目に見えてますけど

物語の中でなら、それが通っていいだろうと思うんですね

甘い世の中が

正直者が馬鹿を見ない世の中があっていいと

そういうふうに思うんです

 

そういう思いを込めて

今回も物語を作りました

 

 

誰もやっつけないので、面白くないと思う方もいると思います

ただそれでも、僕の物語は「無敵」でいこうと思ってます

甘ったれたクソガキの書いた話ですが、良かったら読んでみてください

 

 

脱水少女

脱水少女

 

 

 

 

追伸

次の物語のほんとの名称は『禁断少女』です

 

福島県川内村の現状について

 

どうも

 

久々のブログ更新です

 

今回は少し真面目な話を

 

今日は「東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)」の福島での現地会議をUstream配信するためにビッグパレット福島へ向かいました

 

ここを訪れるのは「とみおかこども未来ネットワーク」のシンポジウムを聴きに来て以来2回目です

実家にいる頃はだいたい日曜の昼間油断してるとビッグパレッドふくしまでのイベント情報がCMで流れていたのですが、郡山だったのでいわき市民の僕には若干縁遠い場所でもありました

 

今回の「現地会議in福島」では、様々な支援団体が仮設住宅から次の住居への移転の中で生じている課題などについて報告していたのですが、緊急でどうしても現状を報告したいという団体があり、急遽2日前に登壇することが決まったその団体の話をお聞きすることになりました

 

その団体は福島県双葉郡川内村から避難してきた志田篤さんという方が代表をしている「昭和横丁」というNPOで、川内村の方のみで構成されているということでした

 

志田さんは川内村の現状について詳しく説明してくれました

 

 川内村は2011年3月16日に原発事故を受けて村外へ避難した後、今日の会場だったビッグパレットふくしまを含む避難所での生活の後、2012年に遠藤町長が帰村宣言を発します

しかし「可能な村民は帰村する」という指示だったため、2013年12月現在、帰村者は1455名(52%)、村外の借り上げ住宅に住んでいる人々が約1600名、村外の仮設住宅に住んでいる方々は680名程とのことでした

 

志田さん自身は郡山の仮設住宅に住んでいるということで、今回の報告は、この川内村の方々が住んでいる郡山の仮設住宅に関することでした

 

 帰村した方々、借り上げに住んでいる方々にもそれぞれ課題はあるのですが、なかでも仮設住宅に住む方々は無雇用者、障害者世帯など無収入・微収入者が多く、ほとんどの方が80歳を超えているということでした

 

志田さんは

「多くの人には伝わっていないが、原発から20~30km圏内の広野町川内村の人々への精神賠償は2013年8月に打ち切られており、

今も仮設住宅に住む人々は現在は家賃の心配はないものの、これから復興公営住宅に移り、家賃が発生すると、本格的に生活に困窮してしまう」と訴えていました

 

志田さんの前には「3.11被災者を支援するいわき連携協議会」理事長の長谷川秀雄さんが報告をされていたのですが、その報告の中には、

いわき市民と原発事故避難者との間に大きな軋轢が生じており、先日は原発事故避難者が住む仮設住宅に花火が打ち込まれるという出来事があった」

という衝撃的なものがありました

 

長谷川さんの報告でさらに驚いたのは、「3.11被災者を支援するいわき連携協議会」では「第1回紛争解決講座」という勉強会を設けているという話でした

協議会では、いわき市民と原発事故避難者の軋轢を「紛争」と捉え、海外で難民問題の解決などにあたった講師の方を迎えて、講座を開いているのだそうです

 

講座は盛況で、地元の若い方々なども含め、40人以上の方が集まったとのことでした

 

悲しいことですが、いわき市民の一部は原発事故からの避難者たちに

「うちの市に税金払ってない」

東電から補償でたくさんお金をもらってる」

というイメージを持っていて、それが軋轢の原因になっています

実際に、鹿島街道のあたりの飲食店は、震災があって1年ほどの頃から平日も混雑するようになり、「避難者の人が毎日のようにいる」という話を僕自身聞いた事があります

「金銭的差別は簡単にコミュニティを破壊する」という一節がマッキーバーの『コミュニティ論』の中にありますが、現在のいわき市ではまさにそのような状況が起きています

 

僕自身、原発事故で避難を余儀なくされていた川内村の住民の方も、お金には余裕があるのだと勝手に思い込んでいたのですが、志田さんのお話を聞いて、全くそんなことはないのだということを思い知ることになりました

 

川内村に住んでいる頃には自分の先祖代々の家とお墓を持ち「家賃を払う」という行為事態、想像もしていなかった高齢者の方々が、仮設住宅から復興公営住宅へ移ると、決して多くない年金の中から家賃を払わなくてはいけなくなります

 

帰村できるのだから家に戻ればいいのでは、という声もあるかと思いますが、村民が半分しか戻っていない現状、村では十分な医療・福祉が受けられないのではという不安が現在仮設に住む方々にはあるそうです

 

志田さんは「これから川内村には二度目の試練が訪れます」とお話していました

 

見た目の上では復興が進む震災から2年9ヶ月目の今、志田さんの仮設住宅では防寒具を購入するお金すら困っている方がいらっしゃるそうです

 

イベントの後、志田さんにお話を伺いに行ったところ、特に「米」と「野菜」そして「防寒具」が不足しており、もしお願いできるのであれば、ぜひその物資支援を行ってほしいとのことでした

元々川内村は農業が盛んで、普段から野菜をよく食べていたので、今は急に野菜を摂らなくなった分、栄養バランスが非常に悪くなっているということでした

 

防寒具はセーターのような防寒着から、ホッカイロなど、本当に些細なものでもありがたいということです

 

震災というのは本当に理不尽なものだと思います

今まで正直に生きてきた川内村の人々が、震災によって人生を翻弄され、このまま原発事故を恨みながら人生を終えていくとしたら、そんなことはあんまりじゃないかと思います

 

同時に、同じ福島の人たちが「補償金」という問題で反目しあっているという状況も本当に辛く、なんとかしたいと思います

 

 

これから、周囲からお米と野菜と防寒具を集めて、直接川内村に持っていこうと思います

僕はいわきの出身です

いわきの人間から物資が届けば、「いわきの人らみんなが自分らを嫌ってるわけでないんだ」「世の中捨てたもんじゃねぇべ」と川内の人たちにも思ってもらえるのでは、と思います

 

もしこの文を読んで、川内村のために何かしたい、物資提供をしたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ私まで連絡をいただけるとありがたいです

ご連絡、ご質問は下記のGmailか、Twitterアカウントまでいただければと思います

nmtsicr@gmail.com

@Nemo_patitur

 

物資は責任持ってお届けします

 

震災は2011年3月11日にはじまって、現在も続いているのだと実感した一日でした

 

自分にできることを、まずはやってみようと思います

 

※追記

みなさまからいただいた支援物資を届けに、川内村へ行ってまいりました。

お米や生活用品を届けてくださった皆様、本当にありがとうございます。

志田さんによれば「ネットで川内村のことを知った」という方から多くの物資が届き、

この冬を越すには十分な物資が揃ったとのことでした。

改めて、感謝申し上げます。

 

訪問の際に、許可をいただいて動画を撮影し、自分が理事をしているNPOのアカウントで、志田篤さんのインタビューを公開しました。

川内村の厳しい現状が、当事者視点で語られています。

是非多くの方にご覧いただければと思います。

www.youtube.com

kindle本『幻覚少女』無料キャンペーン 結果報告

 
どうも
 
友人らと「99年耐久桃鉄」を企画し実行したものの、
一晩中プレイして16年しか進まず涙目だった僕です
 
午前4時半のボンビラス星が目に沁みました
 
 
さて
 
前回の記事でお伝えしました拙著『幻覚少女』ですが
5日間の無料キャンペーンを実施しましたところ
おかげさまでKindle無料ランキングで最高2位にランクインしまして
有料に戻った現在も日本文学のランキングで2位につけております
 
ダウンロードしてくださったみなさま、本当にありがとうございます
 
今回は
ちょっと突っ込んだところまでお話していこうと思いまして
 
つっこんだ話というのは、ずばり
「いくつダウンロードされるとランキングに載るの」
というお話です
 
でも
これって公表していいんかなぁと思って調べてみたところ
 
Kindleダイレクト・パブリッシング(KDP)を通じて個人出版を行う作家たちによる架空の出版集団 「電明書房」のメンバーでもある佐藤貴明さんがブログでこんな記事を書かれていて  

 

Kindleで2000冊以上売りました!(そして、そこから見える○○) 
 
 
端的にまとめますと
 
「販促目的で貸し出し数、ダウンロード数などを良いニュースとして他の人と共有する場合、公表を禁じることはない」そうです
 
 
ということでいいニュースとしてダウンロード数を公表していこうと思います
 
Kindleダイレクトパブリッシングでは、月ごとにダウンロード数の合計がレポートされています
私の『幻覚少女』のダウンロード数は
 
7月 無料配布数 779冊(3日間)
8月 無料配布数 282冊(2日間)
合計      1061冊
 
でございました
 
 
 
無料に関して言えば
一日200冊程度ダウンロードされますと確実にトップ10に載ると思います
これはAmazonからのレポートをビビリながらこまめに見ていた私が言うのでたぶん間違いないです
 
有料に関しては、一日100冊程度ダウンロードされれば確実に100位以内に入ると思います
あまり公表しすぎるとAmazonへの不利益をもたらしたとみなされるのではということで、
「このダウンロード数でこの順位に載った」という数字をはっきりと出す事は控えるのですが(ビビリ
 
 
Kindleの市場規模は現状ではこのくらいです 

 

あまり広いとは言えないと思いますが、Kindleの大きな強みは

Kindleアプリをダウンロードすればスマートフォンで読める」ということです

 

Kindle端末の普及率はかなり低いですが、

スマートフォンの普及率はもうすぐ5割に到達するそうですから、

他の電子書籍サイトにくらべ、

Kindle書籍の販売数は、これから確実に伸びていくのかなと思います(Amazonさんチラッ)

 
作品を書いているのだけどどこで公表しようか迷っているという方は
ぜひ、思い切ってKindleで出版されてはいかがでしょうか(もう一回Amazonさんチラッ)
 
ということで
Kindle作家見習い根本聡一郎からのレポートでした
 
『幻覚少女』、今日も元気に100yenで販売中です 
よかったら読んでみてねっ

幻覚少女

幻覚少女

「症状」を「少女」に変えて考えると色々乗り切れる

どうも 

桃屋の「きざみにんにく」がおいしすぎていつでも吸血鬼を殺せそうな僕です 

あまり近寄ることはお勧めできません 


気づけば3週間ぶりの日記ということで 

そうなると日記というか月記なんじゃないかみたいな話なんですけど 

何をやっていたかと言われると 

「色々やっていた」といえばそうですし 

「何もやっていない」と言われればそれもそうだなというかんじで 

NPOの理事をやりつつバイトをしている謎のお兄さんの日々は続いています

あまり近寄ることはお勧めできません 


でまぁ生活や身分が変わろうと妄想の日々は変わらないということで 

またくだらないこと考えていたんですけど 


脱水症状ってありますよね 

あの校長先生の話があまりにも長いことによって引き起こされる現象ですけど 

「症状」ってついてるとどうしても病気っぽくて 

非常にしんどいイメージがあるし実際大変だと思うんですが 


この「症状」を「少女」に変えるだけで急に元気が出るんじゃないか 


ということをふと思いつきまして 


たとえば幻覚症状 

このままだと完全にラリってしまっているヤバい人ですけどこの「症状」を「少女」に変えれば 


幻覚少女 


ほら、急に儚げで守ってあげたくなりますよね 


脱水症状も 

文字見てるだけで頭くらくらしてきますけど 


脱水少女 


こうしてしまえばなんかこう水際からすらりと陸にあがる少女の姿がね、見えてこない、来ないか… 

他にも 

 

禁断少女

 

とか


自覚少女 

とか 

更年期少女 

とか色々考えたんですけど 

一番推してるのは上のふたつですね 


で 


こんな妄想癖がたたって 
「幻覚少女」を主人公にした小説書けないかなとか考えていたんですが 
困ったことに最近書き上げてしまいました 

100ページほどの短編です 

幻覚少女

幻覚少女



電子書籍にしてみたので 
お暇な時間に読んでみてもらえたらなぁとか思います 

ただいま無料販売中です!


はい 
宣伝でした

すいません 


現在、第2作『脱水少女』を全力で執筆中です

完成をおたのしみに

日記が続かない人による日記が続かない人の特徴講座

 

どうも

 

アルソックのCM見ながら

 

これ実際にアルソックが警備出動してきた時に吉田沙保里の姿がなかったら

たとえライフルで武装した集団に囲まれたとしても、

(あ、吉田沙保里いないならまだ何とかなるかもしれない)

と犯人は勝機を感じてしまうんじゃないか

 

といらない心配をしたりするタイプの私です

せめてあの坊主のコーチだけでも出動させた方がいいんではないかと思います

 

はい

 

ひさしぶりのブログ更新ですね

 

何をはじめるときも

三日坊主にはするまいと思って

結果的に五日目くらいで頓挫する癖があるんですけど

 

このブログの記事だとか

日記なんていうのはまさにそれで

 

今からちょうど3ねんくらい前に

「三年日記」

という商品を買った覚えがあるんですよ

 

覚えというか

今物置調べたらあったので確実に購入はしているんですけど

 

この「三年日記」という商品、シンプルながらなかなか良いもので

1ページに3つの段の日記欄があって、

ページは365ページあるんですね

 

はじめの一年目は一番上の段に日記を毎日書いていって

二年目は二段目、

三年目には三段目にそれぞれ書いていき

三年間で日記が完遂するという代物なんです

 

一年目は若干装幀がいい普通の日記帳なんですけど

二年目からは前の年のその日にあったことを上の段で振り返り

(あぁ去年の自分はこんなことを考えていたんだ)と思いながら

その日一日の自分の思いを綴ることができるわけです

 

この日記の話を友人に聞いて

これは本当に素敵なものだと思ってネット購入したんですけど

案の定1週間くらいで更新が途絶えてまして

あぁ僕って本当にこういうことできないんだなと反省しております

 

何でそんなに日記が頓挫するんだという話なんですけど

これはけっこう自分なりに理由ははっきりしていまして

 

文章を書くのが嫌いなわけではないんですよ

中学くらいの時から国語は好きでなかったけど唯一作文だけは張り切って書いてたし

Twitterも「あれか、君は更新しないと死んでしまうのか?

泳いでないと死んでしまうマグロか何かか?」というくらい更新してますし

 

あれなんですよ

途中で途切れてしまうとか

不完全な状態で残っている、みたいなことがものすごく嫌なんですね

 

だから毎日日記が書けている間はずーっと欠かさず更新していくんですけど

一度途切れてしまうともうぱったりと書かなくなってしまうという

これってけっこう僕に限らず日記が書けない方の特徴なんではないかなと思います

 

あとは何時から何時までの出来事を「その日の出来事」とするべきか、

みたいなことにもものすごく悩んでしまって

 

たとえば今こうやってブログ記事を書いているわけなんですけど

今の時刻は0時10分で

これは20日の記事として処理しようと僕は思うんですね

 

これ最近は全然更新してなかったからいいんですけど

たとえば10日から18日まで毎日ブログが書けていた状態だったとしたら

もう0時00分01秒になった途端に

 

あ~もう19日じゃない~20日だ~しばらく日記書けない~書きたくない~

 

とかいう気持ちになるんですね

 

基本的にクッソ図太い性格を自負してるんですけど

日記だとかそういうものになるとこれでもかという豆腐メンタルを発揮するんですよ

 

で日記が続かない要因というのはまさにこの辺じゃないかと

自己分析いたしまして

これからはそのへん全然気にせずに

一ヶ月黙ってたと思ったら急に一日三回更新したりしようと思います

 

では本日の根本の一日三回更新にご期待ください 

(恐らく頓挫)

本屋さんと世界

 

 

どうも

 

クレジットカードを一括で切る妖怪こと僕です

 

本屋さんでのアルバイトもだいぶ慣れて

最近は脳を介さずに脊髄まででレジ打ちしているようなところがあります

 

元々塾講師と家庭教師のアルバイトしかしてこなかった僕が

急に本屋さんで働こうと思った経緯なんかについて今日は書こうと思うのですが

 

1月ころから働き出したので

某力彩芽さん主演の『ビブリオ古書堂』に影響を受けたのではないかとか

茶髪ショートカットの栞子さんはありえないだろとか

キャラ作りというかゆっくり低い声でしゃべってるだけじゃないかとか

 

いろいろ意見はありましたが

僕が一番本屋に惹かれたのは

「本屋さんには世界が詰まっている」というある先輩の話です

 

本って

コミック

文庫

文芸

雑誌

攻略本

婦人実用書

コンピュータ

ビジネス

児童書

美術書

と分類だけでも本当に様々な種類があって(本屋でははじめにこれを覚えます)

 

さらにその分類の中でも

SFや歴史や恋愛や冒険など

多種多様な分野が中で展開されており

 

本に書かれていない世界って存在しないのではないかと

そんなふうに思うことがあります

 

本には世界が凝縮されていて

その本が所狭しと並ぶ本屋には小さな世界が構築されてるわけです

 

んな大げさなと思うかもしれませんが

実際本屋でレジを売っているとそう思えることがよくあって

最近ですと

尖閣諸島付近での中国船レーダー照射のニュースがあった頃なんかは

『おひとりさま自衛隊』

という本を買っていく女性であるとか

尖閣開戦』『太平洋戦争実録』

という本を買っていくサラリーマン風の男性がいらっしゃって

全てが網羅されているとは言えませんが

なんとなく本屋の流れが世界の流れと同期してるように

感じられることはよくあります

 

でもそれは販売している本を見ればわかるのでは、との意見もありそうですが

購入する本というのがこれまたミソで

たとえばキャリアウーマン風の女性が

『性格は捨てられる』『自分が嫌になったときに読む本』

をセットで買っていったりすることがあって

購入という行為には心理状態の吐露みたいな要素が含まれてると思うんですね

「本棚はその人の頭の中だ」

と言われることがありますが、あれは真理だと思います

 

そういうわけで僕は本屋という仕事に

あまり本来的ではない方向かもしれませんが非常にやりがいを感じていて

なんにせよ「接客業」というのは一度は経験すると面白いんだなとか思っております

好奇心さえあれば、退屈な場所はこの世にないのかもしれないですね

 

あんまり詳しく書くとどこかから特定されて首になるかもしれないので

今日の内容はこのくらいです

怪しい本屋さんの今後のご活躍をご期待ください