NAME(なめぇ)
ダブルミーニングってありますよね
1つの言葉に2つの意味を持たせるみたいな意味らしいんですけど
僕の好きな小説家に森博嗣さんという方がいて
名古屋大学工学部助教授のち小説家という異色の経歴の作家さんで
トリックやギミックにも理系ものが多く
彼の作品は「理系ミステリィ」と呼ばれています(ィが小さいのは重要です)
僕はこの方のつける小説タイトルが大好きで
特に犀川創平助教授とお嬢様大学生西之園萌絵コンビが事件を解決していく
「S&Mシリーズ」で付けられている題名がお気に入りです
シリーズ5巻の題名は
「封印再度」
というものなのですが
その太字の下に薄く
「WHO INSIDE」
という文字が記されています
この語感の良さとアイディアだけでも素晴らしいのですが
この「封印再度」と「WHO INSIDE」というダブルミーニングが
起きる事件も暗示してもいるので脱帽です
5巻のトリックは「理系ミステリィ」という通称の面目躍如たるもので
読んでいただけると分かるのですが非常に興味をそそられます
ブログでトリックの一部を再現した様子を公開する方が出たほどです
(全て再現すると死人が出ますのでご注意ください)
シリーズ9巻の題名は
「数奇にして模型」で
これもまた様々な暗示を含むタイトルなのですが
実はこれ
「好きにしてもOK」
のもじりなんですね
さらにこの「OK」の部分をよく見ると実は犯行の様子が見えてくる…
なんておまけつきで、森博嗣さんの小説には毎度その仕掛けの緻密さに驚かされます
でつい昨日はじまった僕のブログですが
ある尊敬する先輩が教えてくれた話に感銘を受けて付けていて
ここの名前も一応ダブルミーニングだったりします
単語に「~スト」とつけると「~する人」という名詞になる単語ってありますね
「ピアニスト」
とか
「サディスト」
とか
「空耳スト」
とか
そういうのですね
「カタリスト」にもそんな意味をこめていて
「語っちゃってる人」「語りに落ちる人」
みたいな意味を含んでおります
最近、僕ら含む若者の中では
何かを堂々と語るのが「格好悪いこと」になってしまってる気がするんですが
語ることで開けること、わかることってたくさんある気がして
この場所では思う存分に語ってやろうみたいな意気込みがこの名前にはこもってます
で
これだけだと若干ダサさみたいなものも滲み出てると思うんですが
「Catalyst(カタリスト)」
という英単語があって、その単語には
「触媒」
という意味があるんですね
理系の方には馴染み深い言葉かもしれませんが、
触媒というのは
「ある特定の化学反応の反応速度を高める物質」のことです(出典:Wikipedia)
ここで自分が垂れ流している考察が
いつかこの社会に起きる大きな変化の触媒になったら面白いななんていう
大それた考えもこの名前にはあったりします
あきっぽさに定評のある僕ですが
こんなかんじで定期的につらつらと思考を垂れ流すのでよろしくおねがいいたします